α7rⅡ

【機材の話】もうデジタル一眼レフを買うべきではない

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カメラは何を買ったらいいのか?

今回は機材についてのお話。

写真教室やワークショップでよく質問される「カメラは何を買ったらいいのか?」について書きます。

結論から言うと、これから趣味として写真を長く続けていきたい人で、いまからデジタル一眼カメラを購入しようと考えてる人は一眼レフではなく、ミラーレス一眼を買うべきです。

一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラ

おもにデジタル一眼カメラには、一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラの二種類があります。
(デジタル一眼レフとミラーレス一眼の違いについては、デジタル一眼カメラの選び方を参照してください)

2017年11月現在、デジタルで一眼レフカメラの発売を続けているカメラメーカーはCANON、NIKON、PENTAXの三社のみです。
それ以外のメーカーはすでに一眼レフをやめて、続々とミラーレス一眼を開発・発売しています。

時代の流れとして、カメラの主流がミラーレス一眼になっていくのはプロのカメラマンであれば誰の目にも明らかなことです。

一眼レフカメラを勧めない理由

それでは、いまから何故デジタル一眼レフの購入を勧めないのかについて説明していきます。

一眼カメラを使いたい場合レンズも必要になります。
そのカメラに着けることができるレンズは、そのカメラのメーカーが規格を定めたレンズマウントのもののみになります。
(マウントアダプター使用時は除く)

その中で問題なのは、一眼レフのレンズマウントと、ミラーレス一眼のレンズマウントは規格が異なるということです。

例えば、CANONは一眼レフ向けにEFマウントというレンズマウントを古くから使っています。
そして、ミラーレス一眼用に最近新たにEF-Mマウントを作りました。
CANONの一眼レフにミラーレス一眼用のカメラは着きません。
その逆もしかりです。
(マウントアダプターを用いれば、ミラーレス一眼に一眼レフ用のレンズは装着できるが、機能は制限される)
同じメーカーのカメラとレンズを使っていても、ボディとレンズを装着できない組み合わせがあるのです。

つまり今からCANONやNIKONで一眼レフを購入しても、これから先メーカーはミラーレス一眼に力を入れていくので、その一眼レフのレンズマウントに継続的に発展していく将来性がないのです。
(CANONはすでにAPS-Cのミラーレス一眼を発売済み。NIKONは新型ミラーレス一眼を開発発表。)

将来性を考えたらミラーレス一眼カメラだけど

もちろんすでにデジタル一眼レフカメラを購入し使っている方は、それを悲観する必要はないと思います。
いま使っている機材が急に使えなくなるわけではありませんしね。
大手メーカーも何かしらの対応策を用意してくれる可能性もありますし、一眼レフの良さもありますからね。

ただ、ミラーレス一眼の進歩は凄まじいものがありますので、どんどん便利で優秀な機能が開発されています。
カメラを初めて使う初心者の方ほど、ミラーレス一眼でカメラを始めると上達が早くてラクだと思います。

まとめ

なんとなくデジタル一眼レフとミラーレス一眼は、携帯電話業界でスマホが出てきたときの様相に似ている気がしています。
将来的にデジタル一眼レフもガラケーのように細々と生き残ると思いますが、基本的にはスマホのように革新的なミラーレス一眼が普及して一般的になるでしょう。

別に趣味であればどんなカメラを使ってもいいと思いますが、「お勧めは?」と聞かれたら上記の理由からミラーレス一眼と答えるようにしています。