SIGMA 50mm F1.2 DG DN | Art
おそらく今年か来年には発売されるであろう、SIGMAのミラーレス専用設計の50mmレンズ「SIGMA 50mm F1.2 DG DN | Art」が非常に楽しみなコトノハカメラです。
僕は、SIGMAが2014年に「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art」を発売したときからのSIGMAファンなのですが、こちらのレンズは一眼レフ用の設計ですので、ミラーレスのα7やα9で使用する際にはオートフォーカスに少しもたつきがあります。(マウントアダプターMCー11使用時)
しばらくして、一眼レフ用のArtシリーズをSONY Eマウント用に最適化したバージョンも発売されましたが、SONY純正のEマウントレンズと比べるとどうにもしっくりきませんでした。
プライベートで使う分にはいいのですが、業務で人物撮影で使用する場合にオートフォーカスの最後のピントの追い込み方とか、敏捷性の部分で何だか不満を感じてしまうのです。
もちろん純正レンズと比べてみて初めてわかるような些細な違いなのですが、その些細な部分が業務では非常に気になるのです。
その微妙な欠点がミラーレス専用設計となったらどうなるのか。
さらにF値も従来のF1.4からF1.2に向上しているようです。
おそらく写り自体もかなりレベルアップしてくると思われます。
歪曲収差はしっかり補正して欲しいし、重さもできるだけ抑えて欲しいところ。
正直こんなに発売が待ち遠しいレンズはなかなかないです。
既に発売された「SIGMA 35mm F1.2 DG DN | Art」は我慢したけれど、50mmレンズが大好きな僕としては「SIGMA 50mm F1.2 DG DN | Art」はおそらく買っちゃうだろうなぁ。
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art
「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art」は、SIGMAが発売したARTシリーズのレンズとしてはかなり古い部類の製品ですが、個人的にも思い入れのある好きなレンズです。
発売された当時は50mmの単焦点レンズにしては、デカイし重いしでとてもインパクトがありましたが、現在ではその大きさや重量は描写力の高いレンズとしては一般的な部類になりました。
その後他社メーカーも追随することになりましたが、この「高描写=大きく重い」というトレンドはSIGMAさんが作ったものだと思います。
良いものを作れば、たとえ大きく重くてもお客さんは納得してくれるという信念ですね。(もちろん値段は抑えめにしてくれるに限りますが)
今では価格もこなれてきて、SIGMAのARTシリーズの50mmや35mmは、この描写のレンズがこの値段で手に入るのかという印象です。
動きの激しい年頃のお子さんを完璧にオートフォーカスして撮影という撮り方は難しいけれど、じっくり構えて瞬間を切り取る方法であれば今でも非常にお勧めのレンズです。
作例
最後に、使用頻度は下がったけれど現在も愛用している「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art」の作例を添付しておきます。
キリッとした表現も、柔らかい表現も、どちらも自由自在な本当によく写るレンズです。