SONYのフルサイズミラーレス対応FEレンズ「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」については過去にもレビュー記事を掲載済みですが、わたくしこのレンズで撮影した写真が好きすぎるので改めてその魅力をお伝えさせていただこうと思います。
前回のレビュー記事はこちら
【撮影機材】SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA レビュー
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAに惚れ込む理由
透明感の感じられる写り
抽象的な言い方をすると、非常に透明感のある写りをしてくれます。
子どものきらきらした真っ直ぐな眼差しを、濁りなく描写してくれます。
同じく愛用レンズのSIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art の写りは、コクのあるリッチな写りという感覚を受けます。
高速オートフォーカス
SONYミラーレスαEマウントシリーズの中でも、おそらく最速クラスのAFスピード。
単純に被写体にピントを合わせるスピードだけを言っているのではなく、AF枠を外してしまった際の立ち直りの速さなども非常にキビキビと動作します。
それでいて高精度。
αの優れたAF性能と相まってビシビシピントを合わせてくれます。
α9でこのレンズを使用時は最速の秒間20コマ撮影はできなくなりますが、そもそも連写なんて使わないので全然問題なしです。
AF-C(コンティニュアスオートフォーカス)も高速なので、被写体が自分の方に向かって歩いてくる状況で、レンズを向けたまま後退りしながらの撮影なども容易に可能になります。
軽量コンパクト
これだけの写りをするのにも関わらず、フルサイズ対応のFEレンズで重量281gとめちゃくちゃ軽量でコンパクトなレンズ。
僕は出張家族撮影の際には片手でノーファインダーで撮影したりもするのですが、ボディとレンズが軽量だと手首を捻った状態でもしんどくないので、結果的に手ブレも起こしにくいです。
作例
子ども
スナップ
ポートレート
広告撮影
Accessory:PRISM
https://prism-jewelry.jimdofree.com
最後に
どうでしたか。
SONYのフルサイズミラーレス対応FEレンズ「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」の魅力は伝わったでしょうか。
今回の記事を書くにあたって、過去の写真を数年分見直していましたが、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAでこんなにもたくさんのシュチュエーションを撮影してきたんだなと改めて感心させられました。
SONYαシリーズをお使いの方で標準単焦点レンズを検討されている方には何を迷う必要があるの?と背中を押してやりたい気分です。
勘違いして欲しくないのは、僕も開放F値が1段明るいF1.4のレンズを使う必要があるときは使います。
ただ、開放F値1.4のレンズは大抵の場合このレンズよりも大きく重いです。
開放F値をF1.8と控えめにしたけれど、その分軽量で写りは抜群というSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAは、他社にはあまりない特殊なレンズだと思います。(軽量廉価で写りはそれなりのレンズ=いわゆる撒餌レンズはあります)
カメラメーカーとして独自の美学を持つLEICA(ライカ)の交換レンズには、開放F値がF1.4のSummiluxと、F2のSummicronという二つのシリーズがあります。
その二つのシリーズは、どちらが上というものでもなくどちらのシリーズの個性も楽しみなさいよというものなんです。(ライカ持ってないけど)
LEICAと比べるのは違うのかもしれませんが、SONYのSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAも個性が光る銘レンズなのではないでしょうか。
今回の作例を見て、自分もこのレンズが欲しくなったという方がいたら嬉しいですね。