デジタル一眼カメラを買われたみなさんはその写りに満足されているでしょうか。
はじめてカメラを買われた方の多くが、レンズとボディがセットになったレンズキットもしくはダブルズームキットを買われたと思います。
レンズキットは標準的な画角を撮影できるレンズをセットに販売されているので、日常のシーンでは大体付属の一本でまかなえます(超広角や望遠は除く)。
実際、あるカメラメーカーが調査したところ初心者向けのデジタル一眼カメラを購入された方の多くはずっとキットレンズを使い続けているそうです。
しかし、デジタル一眼カメラはレンズを交換することにこそ魅力があるのです。
日常使いに最適な画角とは
プロのように何本もレンズを持ち歩く必要はないですが、せっかくレンズ交換式の一眼カメラを買われたのですから、ぜひ購入していただきたいのが標準画角の単焦点レンズです。
標準画角というのは人間が意識せずに見ている視野の範囲といわれており、画角としては50㎜前後です。
レンズは広角すぎると被写体が小さく写ってしまうし、望遠すぎると室内では距離をとらないと撮れないのですが、50㎜前後であれば部屋の中でお子さんを写すときにも使いやすいです。
ちなみに50㎜前後というのは換算後の数字なのでご注意ください。(疑問編の「レンズの換算何㎜ってなんのこと?」を参照)
さらに50㎜は離れて撮ると広角風に、寄れば望遠風にといろいろ表現を変えることができる懐の深い画角で、昔は写真学校に入学したらまずは50㎜のレンズを買わされました。
また単焦点レンズはズームすることができないので、自らが前後に動いて写る範囲を調節する(レンズワークという)必要があり、写真がうまくなるともいわれています。
そしてなにより単焦点レンズはF値が小さく明るいレンズが多いので、一眼カメラの醍醐味でもある写真のような大きなぼけを作り出すことができます。
単焦点レンズを購入されると今よりきっと写真が楽しくなると思いますよ。
コトノハカメラのおすすめレンズ
コトノハカメラはむやみに高価なレンズをおすすめはしません。
・比較的安価
・性能はよくばっている
・室内で子どもを撮るのにも適している
上記3点を条件におすすめレンズを選びました。
SIGMA 30mm F1.4 DC HSM
APS-C用の換算50㎜前後の明るい単焦点レンズ。
SIGMAさんのレンズは開放からシャープで安心して使えますし、F1.4という明るさとぼけ味は一度体験するとニヤニヤしてしまうと思います。
同じ性能を純正品で求めるとなると倍以上のお値段になってしまうんじゃないかな。
わたしはSIGMAレンズの愛用者なのでこのレンズが一番のおすすめですね。
SIGMA 30mm F1.4 DC DN
ミラーレス用にはこちらのレンズ。
もちろん純正品でも明るさを抑えたコンパクトなレンズや、コスパ重視のレンズなど各社趣向を凝らしたレンズを販売しているので、いろいろ調べてみるのも楽しいですよ。
(F1.4の単焦点レンズで撮影。被写体の顔にだけピントを合わせて背景はとろけるようにぼけさせることができます)
まとめ
- キットレンズだけではもったいないくらい単焦点レンズは楽しい
- 50㎜前後の標準レンズは室内で子どもを撮るにも使いやすい
- できるだけ明るいレンズ(F2以下)がおすすめ