出張家族撮影

お客様と仲良くなれると嬉しいけれど…

Instagramでも書いたけど最近の出張家族撮影のときの話です。

先日、二年前に撮影をご依頼いただいたお客様からのリピートのご依頼で家族撮影に行ってきました。

2度目ともなるとご家族との距離感も近くなって、世間話やカメラの購入相談など話していて友人と会話するかのような居心地の良さを感じてしまいました。

もちろん初対面のお客様とも色々雑談しますが、やっぱり二回目以降は気心が知れてきてお会いしたと同時にすんなりと撮影に入っていくことが出来ます。

そうなってくると僕が注意しなければいけない事は、写真の距離感までも近くなり過ぎないようにする事です。

一定の距離感と気付き

コトノハカメラでの家族撮影の際には被写体となるご家族と一定の距離感をおいて俯瞰するようなまなざしで写す事を意識していて、対象と近くなり過ぎないように注意しています。

ここで言う距離とは物理的距離だけの事ではなくて心の距離感の事でもあります。

その意識の距離感で切りとった写真は、ご家族がいつも見慣れた主観的な写真とは違った気付きを与えてくれるんじゃないかと期待しています。

いつもの自分たちの目線では気付くことが出来ないものが写っていて、写真からそれを発見したり再確認したりしていただく事が嬉しいんですよね。

気付きこそが写真の醍醐味の一つ。

お客様に仲良くしていただける事はとてもとても嬉しい事ですが、撮影の間だけは頭の中でスイッチを入れて写真家のまなざしを向けられるようにしたいと思います。

 

ちなみに冒頭のご家族を撮影した日は関西で撮影後にそのまま九州に行くというハードなスケジュールだったのですが、奥様が昼食のお弁当を用意してくださって撮影後に車中でいただきました。

お心遣いが本当にありがたかったです。ご馳走様でした。

出張家族撮影
SONYα9 , Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA , (F1,8)

この写真はSONYα9の電子シャッターで撮影しています。

ローリング歪みも無いし、開放絞りで1/8000以上の超高速シャッタースピードがいつでも使用可能。

炎天下の超高速シャッターはSONYα9の特権ですね。