透明人間になりたい

透明人間になりたい

コトノハカメラでのご自宅への出張撮影は、撮影者がお客様に意識されないように努めさせていただいてます。

なぜなら、わたしが写真におさめたい光景は皆様のささやかな日常の中にあるからです。

カメラマンには、話術と指示を駆使して被写体の目線をカメラに集め、笑顔を引き出すタイプが多いです。
しかし、それでは私が撮りたいと考える日常の写真を撮ることができません。

私の撮りたい写真とは、皆様の日々の暮らしの中で起こるささやかな出来事や表情です。
そこにカメラマンの主張や演出は必要ありません。
一番いいのは自分が透明人間になってシャッターを切ることです。
しかし、もちろん私は透明にはなれませんので、できるだけ皆様がカメラを意識されることがないように努めさせていただきます。

撮影が終わったとき、「途中カメラの存在を忘れてた」と言っていただけることが何よりありがたいです。
皆様は私は居ないものと思って、プライベート空間でいつものなんでもない日常をお過ごしください。

それが私にとっての最高の被写体になります。