カメラを始めるにあたって覚えないといけないことはいくつかありますが、今回の内容もとりあえずそういうもんだと覚えてもらえればいいと思います。
目次
35㎜判換算の考え方
レンズには18~55㎜というように、そのレンズがどれだけ広角から望遠で撮れるかを表す数字が必ず記載されています。
このように画角を示す数字はもちろん各社共通で、もしこの指標となる数字がないとそのレンズが写る範囲がわからなくなってしまいます。
しかし、この18~55㎜という数字を額面通りに受けとってはいけません。
使うカメラのセンサーの大きさによってレンズで写せる範囲が変わってくるのです。
【センサーの大きさによる画角の換算倍率の違い】
マイクロフォーサーズは画角が2倍。
APS-Cは画角が1.5~1.6倍。
フルサイズセンサーは画角は1倍(レンズの数字そのまま)。
ややこしいですね。
つまりマイクロフォーサーズ機を使った場合、25㎜のレンズを装着したときに、フルサイズセンサーでいう50㎜の範囲を写すことができるということです。
もしマイクロフォーサーズ機に50㎜のレンズを装着した場合、換算100㎜の望遠レンズとなり、室内などでは使いにくい画角になってしまうので注意です。
なぜこんなにややこしいのかというと、基準は昔からある35㎜フルサイズセンサーであって、後から生み出されたマイクロフォーサーズやAPS-Cはそれに合わせる形で換算して画角を考える必要があったからです。
ともかくこれはこういうものとして覚えてください。
例えば、他のひとが50㎜の画角のレンズがおすすめだよと教えてくれたとしても、そのまま50㎜のレンズを買うのではなく、お使いのカメラによって換算後に50㎜になるレンズを購入する必要があるということです。
まとめ
- 自分のカメラの換算倍率を理解する
- レンズを買う際には換算後の数字を意識する