ハイキー写真とは明るく爽やかな写真のことをいいます。
このような作風の写真は見ていてなんとなく心地よく、自分でも撮ってみたいと思う方も多いんじゃないでしょうか。
今回はハイキー写真の撮り方についてです。
それではいきましょう。
露出補正で明るくすることがハイキー写真ではない
ハイキー写真を撮ろうとする時によく勘違いされているのは、ハイキー=露出オーバーではないということです。
露出オーバーになってしまうと画面の中のハイライト部分が真っ白になって飛んでしまいますが、それは避けなければいけません。
ハイライト部分の質感をしっかりと残すことが大事なのです。
ハイキー写真は画面構成と露出補正の二つで作り出す
ハイキー写真の秘訣はハイライトから中間調までの調子で画面をまとめることです。
これは言い換えると、白っぽいものや淡い色のもので画面を構成するということです。
構図の中で白っぽいものや淡い色のものが増えてくると露出が暗くなることがあるので、その場合は露出補正で明るく調整しましょう。
露出補正のやり過ぎには注意しましょう。
画面のなかに黒っぽいものや、色の濃いものが多くある場合には、いくら明るく露出補正してもハイキー写真にはなりません。
またなるべく平面的に光が当たり、陰影がつかない状況が好ましいです。
(白い砂浜と海と空、すべて淡い色調で統一されています)
つまりハイキー写真には、ハイキー向きの画面構成を選ぶ必要があるのです。
他の方のハイキー写真などを見て、どういう画面構成で撮られているかを意識してみると参考になるのでおすすめです。
作例
(曇り空で陰影がつきにくい時間帯を選びました)
(浮き輪など色の濃い部分がありますが、柔らかなオレンジ色の色調なので明るいトーンを邪魔していません)
まとめ
- ハイキー写真=露出オーバー写真ではない
- 白っぽいものや淡い色のもので画面を構成する
- 平面的に光が当たり、陰影がつかない状況が好ましい
- 露出補正のやりすぎに注意
- 黒っぽいものや、色の濃いものが多くある場合はハイキー写真には向かない